田辺市龍神村の龍神観光協会は１０日まで、龍神温泉街などに灯籠を並べる「冬の観燈祭（かんとうさい）」を開いている。ろうそくの明かりが夜の龍神村を幻想的に彩る催し。フォトコンテストやモデルが参加する撮影会も実施する。

　観燈祭は、龍神村の夜の魅力を知ってもらい、誘客につなげようと夏と冬に開いている。

　灯籠は、旅館など宿泊施設や飲食店の玄関先、龍神行政局にある龍のモニュメントに並べて、午後６時から９時ごろまでろうそくの明かりをともす。灯籠を置く施設は上御殿、下御殿、有軒屋、萬屋、ほったて小屋、まごころの宿丸井、亜瑠絵巣、古久保商店、龍神温泉元湯、季楽里龍神、龍神行政局。

　フォトコンテストの応募は１人３点までで、入賞は１人１点まで。デジタルカメラ（携帯電話のカメラも可）で、観燈祭の様子を撮影したプリント写真で応募する。サイズは四つ切り（ワイド可）またはＡ４。作品のデジタル加工や合成、加筆は不可としている。

　審査をして最優秀賞（１万円相当の地域特産品）、優秀賞（龍神温泉元湯無料入浴券１１回分）、ほっと賞（５千円相当の地域特産品）各１点を選ぶ。応募方法は、応募用紙やメモ用紙などに必要事項を記入し、作品の裏面に貼り付けて、龍神観光協会（郵便番号６４５―０４１５　田辺市龍神村西３７６）に郵送するか、持参すればよい。締め切りは３月１９日（消印有効）。

　撮影会は９日午後６時から、龍神温泉街で実施する。雨天中止。参加の申し込みは不要だが、撮影した写真の最低１点はフォトコンテストに出品してもらう。

　灯籠を置いている施設に撮影に訪れた人や、撮影会の参加者や来場者に、オリジナルのノベルティとしてカイロをプレゼントする。

　問い合わせは、龍神観光協会（０７３９・７８・２２２２）へ。