玉井済夫さん死去/天神崎の保全活動に尽力
田辺市の天神崎の保全活動に尽力した公益財団法人「天神崎の自然を大切にする会」相談役の玉井済夫(たまい・すみお)さんが18日午前8時33分、病気療養中のところ、田辺市内の病院で死去した。85歳。自宅は田辺市高雄1丁目25の18。葬儀、告別式は近親者で行った。喪主は長男、雅人(まさと)氏。
1938年、新宮市生まれ。教諭として田辺高校などで勤め、熊野高校校長を最後に退職。教職の傍ら、県内のは虫類や両生類など生物の調査研究、保護に携わった。
天神崎に別荘開発計画が持ち上がったのを機に、74年に故・外山八郎さんらと市民有志で「天神崎の自然を大切にする会」を設立。寄付を募って土地を買い取る保全活動を進め、日本における「ナショナル・トラスト運動」の先駆けといわれた。
会の専務理事や業務執行理事を務め、土地取得のほか、環境整備や自然環境学習への対応など天神崎の保全、自然保護活動に尽力した。南紀生物同好会や熊野の森ネットワークいちいがしの会などでも活動した。
2007年に自然公園関係功労者環境大臣表彰、13年に田辺市文化賞、17年に県の文化功労賞を受けた。
■4月13日 しのぶ会
天神崎の自然を大切にする会は4月13日午後3時~5時(3時15分~3時45分セレモニー)、JR紀伊田辺駅近くのホテル紀伊田辺(田辺市高雄2丁目)会議室で「玉井済夫先生をしのぶ会」を開く。会費は自由(ご厚志)。
内容は記帳や献花、写真スライド、思い出の掲示を予定している。出入りや服装は自由。大切にする会は「ご自宅への弔問は控えていただきたく、ささやかですがしのぶ会を開催する運びとなりましたので、ぜひ参加いただければ」と呼びかけている。
問い合わせは、天神崎の自然を大切にする会(0739・25・5353)へ。
1938年、新宮市生まれ。教諭として田辺高校などで勤め、熊野高校校長を最後に退職。教職の傍ら、県内のは虫類や両生類など生物の調査研究、保護に携わった。
天神崎に別荘開発計画が持ち上がったのを機に、74年に故・外山八郎さんらと市民有志で「天神崎の自然を大切にする会」を設立。寄付を募って土地を買い取る保全活動を進め、日本における「ナショナル・トラスト運動」の先駆けといわれた。
会の専務理事や業務執行理事を務め、土地取得のほか、環境整備や自然環境学習への対応など天神崎の保全、自然保護活動に尽力した。南紀生物同好会や熊野の森ネットワークいちいがしの会などでも活動した。
2007年に自然公園関係功労者環境大臣表彰、13年に田辺市文化賞、17年に県の文化功労賞を受けた。
■4月13日 しのぶ会
天神崎の自然を大切にする会は4月13日午後3時~5時(3時15分~3時45分セレモニー)、JR紀伊田辺駅近くのホテル紀伊田辺(田辺市高雄2丁目)会議室で「玉井済夫先生をしのぶ会」を開く。会費は自由(ご厚志)。
内容は記帳や献花、写真スライド、思い出の掲示を予定している。出入りや服装は自由。大切にする会は「ご自宅への弔問は控えていただきたく、ささやかですがしのぶ会を開催する運びとなりましたので、ぜひ参加いただければ」と呼びかけている。
問い合わせは、天神崎の自然を大切にする会(0739・25・5353)へ。