和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

山仕事に挑戦 森林学習で上山路小5年生

下草刈りを体験する児童(田辺市龍神村甲斐ノ川で)
下草刈りを体験する児童(田辺市龍神村甲斐ノ川で)
 田辺市龍神村東、上山路小学校の5年生10人はこのほど、龍神村甲斐ノ川にある民有林で山の仕事を体験した。鎌を使って下草を刈ったり、のこぎりで枝を切ったりした。

 児童は村の主産業である林業や森林について学習しており、間伐を体験をしたこともある。6年生になると、卒業証書を手すきの和紙で毎年自作している。

 5年生は、森の自然や山の仕事などについて学習中。この日は、企業の森活動でパナソニックライフソリューションズ社が広葉樹の植樹や下草刈りに取り組んでいる所で山仕事に挑戦した。

 児童は、龍神村森林組合総務課の古久保太郎係長(44)から、鎌を扱う時は他の人との間隔を空けて作業するなどと注意を受け、植えられた広葉樹の周りの下草を刈っていった。

 5年生の寒川悠一朗君(11)は「草を刈ってきれいになった。鎌は重かったけれど、使っているうちにこつをつかめてうまく刈れるようになった。山の自然に興味を持ったし、広葉樹が大きく育ってほしいと思った」と話した。