密漁撲滅宣言採択へ みなべ町議会、漁業関係者から意見聴取
和歌山県みなべ町の海岸における密漁撲滅宣言の採択を目指す町議会産業建設常任委員会(真造賢二委員長)は17日、同町堺の紀州日高漁協南部町支所で意見聴取会を開き、漁協の地区役員に理解と協力を求めた。
同町の海岸ではイセエビやアワビなどの密漁が発生しており、堺の森ノ鼻に防犯カメラを設置したり、漁協関係者らがパトロールや啓発活動をしたりしている。
委員会は密漁防止の条例制定に向けて協議を重ね、町当局に働き掛けてきた。しかし、条例を制定しても実効性がないことや、密漁防止は漁業法や漁業調整法ですでに担保されているなどとして制定を断念。宣言の方が抑止力があるとして「みなべ町の海岸の秩序を維持し密漁を撲滅する宣言(案)」を策定する方向に軌道修正をした。
宣言について町議会12月定例会での採択を目指しているが、その前に地元の漁業関係者に宣言について詳しい説明をして、話を聞く必要があるとして意見聴取会を開くことにした。
この日は委員会から真造委員長ら6議員、同漁協の小谷繁副組合長ら南部町地区漁業運営委員会の委員9人が出席した。
真造委員長がこれまでの取り組みについて説明。宣言案の内容は、漁業法、県漁業調整規則にのっとり厳正に対処する▽漁業者、海上保安庁、警察と綿密に連携を図り、密漁撲滅、秩序維持に努める▽防犯カメラ等により不審者を常時監視する▽密漁撲滅、秩序維持に必要なあらゆる手段を講じる―となっていることなどを話した。
宣言案が採択された場合は、来春までに町内の海岸に密漁撲滅宣言のまちであることを記した看板を設置する構想も話した。出席者からは看板の設置場所などについて質問があった後、宣言の採択に向けて話を進めてほしいという声が聞かれた。
同町の海岸ではイセエビやアワビなどの密漁が発生しており、堺の森ノ鼻に防犯カメラを設置したり、漁協関係者らがパトロールや啓発活動をしたりしている。
委員会は密漁防止の条例制定に向けて協議を重ね、町当局に働き掛けてきた。しかし、条例を制定しても実効性がないことや、密漁防止は漁業法や漁業調整法ですでに担保されているなどとして制定を断念。宣言の方が抑止力があるとして「みなべ町の海岸の秩序を維持し密漁を撲滅する宣言(案)」を策定する方向に軌道修正をした。
宣言について町議会12月定例会での採択を目指しているが、その前に地元の漁業関係者に宣言について詳しい説明をして、話を聞く必要があるとして意見聴取会を開くことにした。
この日は委員会から真造委員長ら6議員、同漁協の小谷繁副組合長ら南部町地区漁業運営委員会の委員9人が出席した。
真造委員長がこれまでの取り組みについて説明。宣言案の内容は、漁業法、県漁業調整規則にのっとり厳正に対処する▽漁業者、海上保安庁、警察と綿密に連携を図り、密漁撲滅、秩序維持に努める▽防犯カメラ等により不審者を常時監視する▽密漁撲滅、秩序維持に必要なあらゆる手段を講じる―となっていることなどを話した。
宣言案が採択された場合は、来春までに町内の海岸に密漁撲滅宣言のまちであることを記した看板を設置する構想も話した。出席者からは看板の設置場所などについて質問があった後、宣言の採択に向けて話を進めてほしいという声が聞かれた。