「火の用心」変化の時 夜回りなくなり防災放送やメールへ、和歌山・田辺市
和歌山県田辺市消防本部は今年から、年末の「火の用心」を防災放送や防災行政メールなどを活用して呼びかける。携帯電話やメール、防災行政無線の戸別受信機など、より効果的に情報を伝える手段が充実してきたため、消防団員による巡回警戒から実施方法を見直した。
市消防団(岩間秀幸団長、953人)は毎年12月27~30日の午後8時~翌午前0時、消防車両に乗って地域を巡回し、火災予防を呼びかける「年末警戒」を続けてきた。しかし、巡回よりも効率よく火災予防を呼びかける方法がないかという声があった。さらに、仕事の都合などで年末警戒への参加が難しい団員がいることなどから、実施方法の見直しを検討していた。
期間中は27日と30日の午後6時半に防災放送で火災予防を呼びかけるとともに、防災行政メールを一斉に配信する。市の交流サイト(SNS)公式アカウントなどでも広報を予定している。
市消防本部の谷口直昭消防団係長は「一人でも多くの方に確実に火災予防を呼びかけるため、実施方法を変更した。団員の負担軽減につながり、団員確保の一助になればという思いもある」と話した。
■団員が減少、高齢化も
市消防団の団員数は減少傾向にあり、高齢化も進んでいる。2009年4月に1016人いた団員は、23年4月に951人まで減少。09年にはなかったOB団員などの機能別消防団員を除いた基本団員数は847人とさらに少ない。平均年齢も41・5歳から46・1歳に上昇した。
市消防団は団員にアンケートを実施して負担になっている活動を見直すなど、新規団員の入団促進に向けた取り組みを続けている。入団希望者は市消防本部消防総務課(0739・26・9953)へ。
市消防団(岩間秀幸団長、953人)は毎年12月27~30日の午後8時~翌午前0時、消防車両に乗って地域を巡回し、火災予防を呼びかける「年末警戒」を続けてきた。しかし、巡回よりも効率よく火災予防を呼びかける方法がないかという声があった。さらに、仕事の都合などで年末警戒への参加が難しい団員がいることなどから、実施方法の見直しを検討していた。
期間中は27日と30日の午後6時半に防災放送で火災予防を呼びかけるとともに、防災行政メールを一斉に配信する。市の交流サイト(SNS)公式アカウントなどでも広報を予定している。
市消防本部の谷口直昭消防団係長は「一人でも多くの方に確実に火災予防を呼びかけるため、実施方法を変更した。団員の負担軽減につながり、団員確保の一助になればという思いもある」と話した。
■団員が減少、高齢化も
市消防団の団員数は減少傾向にあり、高齢化も進んでいる。2009年4月に1016人いた団員は、23年4月に951人まで減少。09年にはなかったOB団員などの機能別消防団員を除いた基本団員数は847人とさらに少ない。平均年齢も41・5歳から46・1歳に上昇した。
市消防団は団員にアンケートを実施して負担になっている活動を見直すなど、新規団員の入団促進に向けた取り組みを続けている。入団希望者は市消防本部消防総務課(0739・26・9953)へ。