【動画】アユ狙い水面に炎 古座川で火振り漁始まる
和歌山県古座川町を流れる古座川で「火振り漁」がシーズンを迎えている。地元住民らが川舟の上でたいまつを振り、産卵のために川を下るアユを網に追い込んでいる。漁期は12月末まで。
産卵のために川を下る「落ちアユ」を狙う伝統漁法。明治時代に山口県から出稼ぎに来た林業家が地元の人に教え、大正時代に広まったといわれている。
漁は2、3人で一組となって川舟に乗り、舟を操ったり、たいまつを振ったり、網を引き上げたりする作業を分担している。
6日、同町川口では、杉尾行久さん(48)=古座川町高池=と杉尾延弥さん(66)=同町月野瀬、山﨑誠造さん(66)=同町池野山=が今季5回目の漁をした。例年は下流の同町高瀬で漁をするが、今年は川を下るアユがまだ少ないため場所を変更したという。
3人は暗くなり始めた午後6時過ぎから漁を始めた。網を仕掛けた後、火の付いたたいまつを振ってアユを追い込んだ。この日の漁では約50匹を捕獲。大きいものは全長が23センチほどあった。
行久さんは「今年はまだアユが下ってきていない。例年と同じように取れたらいいなと思う。今まで受け継いできたものを続けていきたい」と話している。
産卵のために川を下る「落ちアユ」を狙う伝統漁法。明治時代に山口県から出稼ぎに来た林業家が地元の人に教え、大正時代に広まったといわれている。
漁は2、3人で一組となって川舟に乗り、舟を操ったり、たいまつを振ったり、網を引き上げたりする作業を分担している。
6日、同町川口では、杉尾行久さん(48)=古座川町高池=と杉尾延弥さん(66)=同町月野瀬、山﨑誠造さん(66)=同町池野山=が今季5回目の漁をした。例年は下流の同町高瀬で漁をするが、今年は川を下るアユがまだ少ないため場所を変更したという。
3人は暗くなり始めた午後6時過ぎから漁を始めた。網を仕掛けた後、火の付いたたいまつを振ってアユを追い込んだ。この日の漁では約50匹を捕獲。大きいものは全長が23センチほどあった。
行久さんは「今年はまだアユが下ってきていない。例年と同じように取れたらいいなと思う。今まで受け継いできたものを続けていきたい」と話している。