第９９回全国高校ラグビー県大会は２７日、上富田町朝来の上富田スポーツセンターで１回戦２試合があり、第２試合で田辺工業が星林に２８―０で快勝した。この大会で田辺工業が勝ったのは２００９年以来、１０年ぶり。第１試合は新宮が和歌山北に４１―１４で勝った。

　田辺工業は前半２１分、ゴール前の密集からＢＫ宮本（１年）が持ち出して中央に先制のトライ。２５分と２９分にはＢＫ尾崎（１年）が立て続けにトライを決めた。後半２４分にはＦＷ林（２年）が抜け出して中央へトライ。計４トライにゴールキックも全て決めてリードを広げた。

　田辺工業は、唯一の３年生で主将のフルバック玉瀬がタックルで相手の得点機を何度も阻止し、無失点に抑えた。

　三谷泰生監督は「前半のしんどい時間もディフェンスが集中力を切らさず頑張った」と評価した。

　新宮―和歌山北は、新宮が前半からトライを重ねた。後半もボールを動かしてよく走り、和歌山北を引き離した。

　準々決勝の４試合は１１月４日、上富田スポーツセンターである。組み合わせは次の通り。

【４日】

　第１試合（午前１０時半）＝近大和歌山―新宮

　第２試合（正午）＝新翔―那賀

　第３試合（午後１時半）＝熊野―田辺

　第４試合（午後３時）＝田辺工業―和歌山工業