古座川町でユズの初搾り 11月末まで130トン加工
和歌山県内で最もユズの生産量が多い古座川町で28日、加工用に使うユズの今季初搾りがあった。今年は約130トンを買い取って加工などに使うことを見込んでいる。加工作業は11月末まで続く。
古座川流域では、約70戸の農家が約14ヘクタールでユズを栽培しており、同町平井の農事組合法人「古座川ゆず平井の里」(羽山勤代表理事、95人)が買い取って加工販売している。今年はジュースやポン酢、ドレッシングなどに加工する果汁用に約120トン、ユズ茶やマーマレード、つくだ煮の香り付けなどに使う生果用に約10トン使うことを見込んでいる。
組合の出荷場であった初搾りでは、作業員たちが直径約6センチのユズを機械に入れ、次々と搾っていった。この日は3・6トンのユズから約620リットルを搾った。
組合によると、昨年は夏に暑い日が続いた後、雨も続いたため、収穫量が例年より少なく、買い取り量は約94トンで、売り上げは約1億2千万円だった。
羽山代表理事(71)は「今年のゆずも色付きが遅れていて、少し小ぶりだが、収穫量が少し多くなりそうなのでうれしい」と話した。
寒暖差が大きい土地で栽培されている同町のユズは、香りの良さが特長。生産者の高齢化や作業員不足などが課題となっていたが、近年、若いI・Uターンの生産者が育ってきているほか、企業や大学生が収穫作業にボランティアで協力している。
古座川流域では、約70戸の農家が約14ヘクタールでユズを栽培しており、同町平井の農事組合法人「古座川ゆず平井の里」(羽山勤代表理事、95人)が買い取って加工販売している。今年はジュースやポン酢、ドレッシングなどに加工する果汁用に約120トン、ユズ茶やマーマレード、つくだ煮の香り付けなどに使う生果用に約10トン使うことを見込んでいる。
組合の出荷場であった初搾りでは、作業員たちが直径約6センチのユズを機械に入れ、次々と搾っていった。この日は3・6トンのユズから約620リットルを搾った。
組合によると、昨年は夏に暑い日が続いた後、雨も続いたため、収穫量が例年より少なく、買い取り量は約94トンで、売り上げは約1億2千万円だった。
羽山代表理事(71)は「今年のゆずも色付きが遅れていて、少し小ぶりだが、収穫量が少し多くなりそうなのでうれしい」と話した。
寒暖差が大きい土地で栽培されている同町のユズは、香りの良さが特長。生産者の高齢化や作業員不足などが課題となっていたが、近年、若いI・Uターンの生産者が育ってきているほか、企業や大学生が収穫作業にボランティアで協力している。