和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月15日(金)

【動画】のぼり行列華やかに 田辺市芳養の大神社で秋祭り

神社周辺で渡御の後、宮入りするのぼり(和歌山県田辺市芳養松原1丁目で)
神社周辺で渡御の後、宮入りするのぼり(和歌山県田辺市芳養松原1丁目で)
 台風一過の13日、和歌山県紀南地方の各地で秋祭りが営まれた。田辺市芳養松原1丁目の大神社でものぼりの行列や獅子舞の奉納で祭りばやしが響き渡り、祭りムード一色になった。

 大神社の例祭は大漁や航行の安全、家内安全、五穀豊穣(ほうじょう)を祈願するため、江戸時代に始まったとされる。

 朝から松原区と井原区の獅子舞が民家を回る「地下回し」を繰り広げた。明洋青年団も「伊勢節」で各地を回った。昼前には井原区が「幣の舞」など、午後には松原区が「剣の舞」などを奉納した。

 その後、神社周辺で渡御が繰り広げられた。金幣や長刀などを持った役人を先頭に、芳養小学校と明洋町内会による子どもみこし、8区ののぼりが男児と女児による「美女万歳」らとともに続いた。

 一周して順番に宮入り。各区は激しい竹割りを繰り広げ、本殿前にのぼりを立てた。高さ10メートル以上ある大きなのぼりがずらりと並び、境内は華やいだ。

 山口進総代長は「台風の影響が心配されたが、予定通りに執り行うことができてよかった。子どもも多く、盛り上がった」と話していた。