和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

紀南で自転車国際レース 6月2~4日、海外チームも

古座川町や太地町などで開かれる「熊野インターナショナルロードレースフェスタ2023」をアピールする関係者(19日、和歌山県新宮市で)
古座川町や太地町などで開かれる「熊野インターナショナルロードレースフェスタ2023」をアピールする関係者(19日、和歌山県新宮市で)
 国際自転車競技連合(UCI)公認のレースが6月2~4日、和歌山県の古座川町や太地町など紀南地方を舞台に繰り広げられる。恒例の「ツール・ド・熊野」に加え、古座川町を舞台にした国際レースを初開催。コロナ禍で招集できなかった海外チームも4年ぶりに参戦する予定で、主催するNPO「スポーツプロデュース熊野」(新宮市)が観戦を呼びかけている。


 同NPOの角口賀敏理事長(71)らが19日、新宮市内で記者会見し、レースの概要などを発表した。

 今年は二つのレースを合わせた「熊野インターナショナルロードレースフェスタ2023」として開催し、初日に古座川町を舞台とした「古座川国際ロードレース2023」、2日目と3日目に「第23回ツール・ド・熊野2023」を実施。ともに国内には八つしかないUCI公認のレースで、地元の「キナンレーシングチーム」など国内12チームの他、海外6チームが参戦するという。

 古座川町では昨年9月、ジャパンサイクルリーグ(JCL)の公式戦として「キナン古座川ロードレース」が初めて開かれたが、今年は国際レースに格上げ。古座川町月野瀬から同町平井までの県道や国道などを舞台に周回しながら計136・5キロを走り、タイムを競う。

 ツール・ド・熊野は、初日に三重県熊野市などの104・5キロを走る「熊野山岳コース」、2日目には太地町内を周回する104・3キロの「太地半島周回コース」を走る。

 角口理事長は「昨年まではツール・ド・熊野として開いたが、今年は熊野インターナショナルロードレースフェスタと改名した。本格的に海外選手も来ていただいて大きな大会として再び開催したい。選手たちは二つのレースで走れるメリットがあり、盛り上がると思う。千人以上の人がこの地域に入ってくるので、地域の活性化のお役に立てるのではないか」と話した。

 問い合わせはスポーツプロデュース熊野(0735・23・9337)へ。