和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

「5類と別の類型を」 コロナ見直しで和歌山の岸本知事

 岸田文雄首相が新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けを「2類相当」から季節性インフルエンザ並みの「5類」に引き下げると表明したことについて、和歌山県の岸本周平知事は24日、5類に一度に引き下げるのではなく、別の類型を設ける必要があるという考えを示した。

 定例記者会見で記者の質問に答え、「基本的には政府が決めることなので、それに従いたい」と話した。一方で、医療現場が混乱する可能性を避けることや、ワクチン接種や治療の費用を当分の間、国負担にすべきだとの考えから「単純に2類か5類の議論ではなく、5類ダッシュのように別の類型が必要。(引き下げは)徐々にというのが県の考え」とした。関西広域連合や知事会を通じて、考えを示していくという。