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2024年12月21日(土)

県高校駅伝、智弁和歌山が男女優勝 田辺出身の選手も活躍

【男子の部】1位でたすきリレーをする智弁和歌山の宮本優希君(右)と合川歩輝君=日高川町田尻で
【男子の部】1位でたすきリレーをする智弁和歌山の宮本優希君(右)と合川歩輝君=日高川町田尻で
 県高校駅伝競走大会(県高校体育連盟など主催)が5日、日高川町の長子橋・小釜本橋周辺コースで開かれ、男女ともに智弁和歌山が優勝した。智弁和歌山は田辺市の中学校出身の男子2人、女子1人が優勝に貢献した。


 智弁和歌山の優勝は男子が2年ぶり3回目、女子が3年連続3回目。ともに12月25日に京都市の都大路である全国大会に出場する。

 男子の部(7区間、42・195キロ)には合同2チームを含めた7チームが出場。智弁和歌山は2時間10分44秒で優勝した。3区で田辺市東陽中学校出身の宮本優希君(3年)がトップに立ち、4区も同市上秋津中出身の合川歩輝君(3年)が区間賞の走りでリードを広げた。

 宮本君は「1年間、都大路に行くことだけを考えて走ってきたのでうれしい」、合川君は「全国でも自分の役割を果たしたい」と喜びや抱負を語った。

 和歌山北が2時間12分3秒で2位だった。5区を走った太田煌君(1年)は田辺市高雄中出身で、区間賞の走りを見せた。

 昨年、男子の部で優勝した田辺工業は、部員が3年生の高垣幸弥君しかおらず、新宮、紀央館、熊野との合同チームで出場。熊野の濵路悠真君(2年)が3区で区間賞を獲得するなど健闘し、4位だった。

 女子の部(5区間、21・0975キロ)には5校が出場した。智弁和歌山は1時間13分38秒で優勝。高雄中出身の楠本七瀬さん(1年)が2区を走り、トップを維持した。

 男女の順位は次の通り。

 男子=(1)智弁和歌山(2)和歌山北(3)日高(4)新宮・紀央館・田辺工業・熊野(5)田辺(6)和歌山工業(7)那賀・粉河

 女子=(1)智弁和歌山(2)和歌山北(3)日高(4)田辺(5)紀央館