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2024年12月22日(日)

【動画】「宇宙ウイーク」開幕 那智勝浦・串本町が合同開催

エアドーム式プラネタリウムで宇宙空間を旅しているような映像を楽しむ子どもら(14日、和歌山県那智勝浦町天満で)
エアドーム式プラネタリウムで宇宙空間を旅しているような映像を楽しむ子どもら(14日、和歌山県那智勝浦町天満で)
串本町文化センターで始まった「宇宙アートギャラリー展」(和歌山県串本町串本で)
串本町文化センターで始まった「宇宙アートギャラリー展」(和歌山県串本町串本で)
 和歌山県那智勝浦町天満の町体育文化会館と串本町串本の町文化センターで14日、両町が合同で開催している「宇宙ウイーク2022」の一環として、宇宙やロケットをテーマとした展示が始まった。民間小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」(串本町田原)からの初号機発射に向け、ロケットをより身近に感じてほしいなどとして企画。16日までで、参加は無料。

 宇宙ウイークは12日から開催。先にロケットをきっかけとした地域の活性化などをテーマにしたセミナーが両町で開かれており、14日から展示がスタートした。

 「宇宙と星とロケット展」が始まった那智勝浦町体育文化会館ではオープニングセレモニーがあり、子どもたちに人気のテレビアニメ「宇宙なんちゃら こてつくん」のキャラクターも登場して盛り上げた。

 同町の堀順一郎町長は「子どもたちに宇宙に興味を持ってもらいたい。この地域が一番宇宙に近い地域になる」などとあいさつ。串本町の平井治司副町長や地元の勝浦こども園の園児らと一緒にテープカットをした。

 那智勝浦町体育文化会館ではエアドーム式プラネタリウムが設けられたほか、スペースポート紀伊のジオラマや打ち上げられる小型ロケットの模型、宇宙服のレプリカなどを展示。プラネタリウムで宇宙空間を旅しているような映像を体験した勝浦こども園の林佳孝君(5)は「星とかいろんな色があって、きれいですごかった。ロケットが飛ぶのが楽しみ」と笑顔を見せた。

 串本町文化センターでは「宇宙アートギャラリー展」を開催。星空写真家やCG作家などとして活躍するKAGAYAさん、串本町在住のTAKESHI729さん、田辺市龍神村在住のやのともこさん、杉山有希子さんによる宇宙をテーマにするなどした絵や写真約60点を展示している。

 展示の開催時間は共に午前9時~午後6時で、最終日は午後5時まで。

 宇宙ウイークの詳細は両町のホームページで紹介している。問い合わせは串本町企画課ロケット推進室(0735・67・7004)か、那智勝浦町観光企画課(0735・29・2007)へ。