和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

公民館前にさまざまなハス みなべ町清川、住民有志が栽培

見頃を迎えたハス。後方に立つのは丸太で作った世界農業遺産のオブジェ(和歌山県みなべ町清川で)
見頃を迎えたハス。後方に立つのは丸太で作った世界農業遺産のオブジェ(和歌山県みなべ町清川で)
 和歌山県みなべ町清川公民館の前にある駐車場脇で今年も、さまざまなハスが次々と咲き、来訪者を楽しませている。

 清川地域の名所を紹介する看板「ふるさとマップ」の裏側に20個の水がめが並び、「大賀ハス」「小舞妃」「紅領巾」など10種以上のハスが植えられている。

 今年は7月上旬から咲き始め、下旬から見頃となっている。ピンクや紫、白といった色の花が次々と咲いており、8月10日ごろまで続くとみられる。

 ハスの栽培は、地元の住民有志でつくる清川里山まつり実行委員会が昨年から始めた。使わなくなった水がめを住民から譲ってもらい、ハスは御坊市のNPOなどから譲り受けた。そばには、丸太で作った世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」の華やかなオブジェも立っている。

 実行委メンバーの赤松宗典さん(73)は「猛暑の中、涼しげに咲いている。ぜひ見に来てほしい」と呼びかけている。