高速IC付近に地域活性化施設 串本町が民間事業者向け説明会
和歌山県串本町は28日、同町サンゴ台にある町役場近くに2025年春開通予定の高速道路「すさみ串本道路」の串本IC(インターチェンジ)付近に、官民連携事業として整備する計画の地域活性化施設の現地説明会を開いた。施設を整備・運営する民間事業者の公募に向けたもので、町によると11事業者が参加。田嶋勝正町長が「ぜひとも民間の皆さんの力と知恵をお借りして整備したい」と呼びかけた。
地域活性化施設は町の観光振興や地域住民の利用、高速道路利用者の休憩施設の提供、災害時の一時避難場所の確保などを目的に、串本IC付近の町有地(約2ヘクタール)に整備。町としては国の名勝・天然記念物「橋杭岩」も望むことができる敷地の東側に公園(約0・6ヘクタール)を整備する予定だが、その他の部分については、民間事業者が土地を借りて施設を建設・運営するという方式での事業を計画している。
具体的には民間事業者に駐車場や観光案内所、直売所、物品販売施設、カフェ、レストラン、無料休憩所と24時間使用可能なトイレ、ガソリンスタンドなどを整備してもらうことを想定している。ガソリンスタンドについては、非常時の備蓄燃料の保管施設としても活用したいという。
説明会は町役場であり、田嶋町長が「道路を利用される皆さんや串本町で商売されている方にとってはこのようなものが必要であると考え、土地を造っている。本来は町が建設すればいいが、財政的に厳しい。基本的には地代をもらうことは考えていない。有益に利用されるようなものを造っていただいて、独自で運営していただければありがたい。(町内のロケット発射場から)今年12月に初号機を打ち上げるなど、町の伸び代はまだまだあると自信を持って皆さんにお伝えしたい」と呼びかけた。
町建設課の担当者が事業や施設の概要などについて説明した後、施設の整備が計画されている場所を見学。参加した事業者の男性(49)は「串本町は観光資源が豊富でロケットの打ち上げも予定されており、この場所は非常に魅力的。地域振興につながる提案ができれば」と話していた。
同課によると、今後、11月中旬ごろに募集要項を公表して公募を開始する予定。提案書を提出してもらってヒアリングをするなどした上で事業者を決定し、来年7月ごろには事業契約を締結することを目指しているという。
地域活性化施設は町の観光振興や地域住民の利用、高速道路利用者の休憩施設の提供、災害時の一時避難場所の確保などを目的に、串本IC付近の町有地(約2ヘクタール)に整備。町としては国の名勝・天然記念物「橋杭岩」も望むことができる敷地の東側に公園(約0・6ヘクタール)を整備する予定だが、その他の部分については、民間事業者が土地を借りて施設を建設・運営するという方式での事業を計画している。
具体的には民間事業者に駐車場や観光案内所、直売所、物品販売施設、カフェ、レストラン、無料休憩所と24時間使用可能なトイレ、ガソリンスタンドなどを整備してもらうことを想定している。ガソリンスタンドについては、非常時の備蓄燃料の保管施設としても活用したいという。
説明会は町役場であり、田嶋町長が「道路を利用される皆さんや串本町で商売されている方にとってはこのようなものが必要であると考え、土地を造っている。本来は町が建設すればいいが、財政的に厳しい。基本的には地代をもらうことは考えていない。有益に利用されるようなものを造っていただいて、独自で運営していただければありがたい。(町内のロケット発射場から)今年12月に初号機を打ち上げるなど、町の伸び代はまだまだあると自信を持って皆さんにお伝えしたい」と呼びかけた。
町建設課の担当者が事業や施設の概要などについて説明した後、施設の整備が計画されている場所を見学。参加した事業者の男性(49)は「串本町は観光資源が豊富でロケットの打ち上げも予定されており、この場所は非常に魅力的。地域振興につながる提案ができれば」と話していた。
同課によると、今後、11月中旬ごろに募集要項を公表して公募を開始する予定。提案書を提出してもらってヒアリングをするなどした上で事業者を決定し、来年7月ごろには事業契約を締結することを目指しているという。