和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月16日(土)

状況に応じて判断を マスク着用で和歌山県

 国が屋外でのマスク着用を緩和する方針を出していることについて、和歌山県福祉保健部の野尻孝子技監は25日の記者会見で「オミクロン株は感染しやすいことから、基本的には着用してほしいが、人との距離を保つことができ、会話がない状況では、熱中症の危険性などを考慮し、着用しなくても構わないと思う」と話した。

 ただ、その場合でもマスクを持参した上で、知人らと会話する機会があるときなどは着用してほしいとした。医療や介護の現場については職員、患者や利用者の双方がマスクをすべきだとの考えを示した。

 また、熱中症の危険性が高まることから、国が子どもの登下校時や体育の授業のマスク着用不要としたことについては「屋外で会話がなければ着用を強要すべきではない」としたが、体育の授業で大声や呼気を出す場合は、慎重に考えるべきだとした。