和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月24日(火)

サクラ満開、こいのぼりと共演 みなべ町の島ノ瀬ダム

満開を迎えたソメイヨシノ。色鮮やかなこいのぼりと共演している(30日、和歌山県みなべ町東神野川で)
満開を迎えたソメイヨシノ。色鮮やかなこいのぼりと共演している(30日、和歌山県みなべ町東神野川で)
ダムから続く桜並木
ダムから続く桜並木
 和歌山県みなべ町東神野川の島ノ瀬ダム周辺に植えられているサクラが満開となり、訪れた人を楽しませている。今週末には散り始めるとみられる。


 ダムを管理する南紀用水土地改良区によると、サクラは主にソメイヨシノで、ヤマザクラやボタンザクラも含め500本ほどある。今季は26日に五分咲きだったが、27日から28日にかけて一気に開花が進んだ。27日には地元の青年らでつくる「若衆会」が、色鮮やかな45匹のこいのぼりをダムをまたいでつるし、一層華やいでいる。

 晴天に恵まれた30日には多くの家族連れなどが訪れた。ダムから見下ろしたり、桜並木を通ったりして花見を満喫していた。サクラとこいのぼりの共演にダイナミックなダムが加わって、ここならではの絶景となり、写真を撮る人の姿があちらこちらで見られた。

 家族5人で訪れたみなべ町芝の三木誠也さん(26)は「ここのサクラはきれいなので毎年、楽しみにしている。今日は仕事が休みだったので見に来ることができ、ちょうど満開で天気も良く最高だった」とうれしそうにしていた。

 こいのぼりはゴールデンウイーク明けまで設置しておく予定で、若衆会の平野誠会長(32)は「地域を盛り上げようと毎年続けている。家族で楽しんでもらえればと思う」と話していた。