和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

本宮大社で必勝祈願 社会人サッカーのサンライズFC

熊野本宮大社を参拝した南紀オレンジサンライズFC(和歌山県田辺市本宮町で)=チーム提供
熊野本宮大社を参拝した南紀オレンジサンライズFC(和歌山県田辺市本宮町で)=チーム提供
 和歌山県紀南地方を拠点にした社会人サッカークラブの南紀オレンジサンライズFC(森永純平代表)は20日、田辺市本宮町の熊野本宮大社を参拝し、必勝を祈願した。今季から県社会人3部リーグに参入して、リーグ戦の優勝や2部リーグ昇格を目指している。

 選手19人と、峯上裕樹監督(26)らスタッフ4人が訪れた。選手を代表して和歌山大学出身の竹川恭平選手(24)とチーム最年長の奥田宗幸選手(39)、峯上監督らスタッフが必勝祈願をした。境内では選手全員がユニホームを着て記念撮影をした。

 奥田選手は「今シーズンの目標は県リーグ3部の全勝優勝と、2部昇格。紀南地域の方が応援したいと思えるクラブになるように情報発信や地域貢献活動を頑張っていきたい」と、気を引き締めた。

 熊野三山の神々の使いとされる八咫烏(やたがらす)は、日本サッカー協会のシンボルマークになっている。「ゴールに導いてほしい」という願いも込めて、多くのサッカー関係者が参拝している。

 南紀オレンジサンライズFCは、移住した選手が農業などの仕事をしながら、労働力不足など地域課題の解決を目指す。選手は全員県外出身で、田辺市内の寮などに住む。上富田スポーツセンターや田辺スポーツパークなどで練習し、3月には練習試合の予定を入れている。