和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月23日(土)

田辺市内でクラスター 和歌山県、新規感染45人発表

 和歌山県は10日、県内で新たに45人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。東京都で陽性が分かった13人(県外計上)を含むと58人の感染が分かった。また田辺市内で開かれた「紀伊田辺ライオンズクラブ」の新年例会など、新たに2件をクラスターに認定した。

 新規感染者の保健所管内別の内訳は和歌山市20人、田辺11人、岩出6人、新宮2人、湯浅、海南、橋本が各1人、県外在住者が3人。

 紀伊田辺ライオンズクラブの新年例会は5日に市内の飲食店で開かれた。約60人が参加し、うち7人の感染が分かった。県は他の参加者の検査を進めている。

 もう1件のクラスターは、和歌山北高校(和歌山市)の男子バレーボール部。4~8日に神奈川県で合宿。部員1人が東京都内の宿泊先で高熱を出し、救急搬送された。合宿に参加した18人のうち保護者1人を除く部員15人と教員男性1人、保護者男性1人の計17人の感染が分かった。複数の学校と練習試合をしたという。

 また、9日に発表された開智高校男子バレーボール部(和歌山市)のクラスターでは部員5人の感染が新たに分かり、クラスターは10人となった。

 入院者は106人。このうち、オミクロン株と確定したのは3人のままだが、疑いがある人は20人増え、37人となった。