和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月21日(土)

トルコからの帰国を報告 串本町長に派遣中学生

トルコからの帰国を報告する中学生(6日、和歌山県串本町串本で)
トルコからの帰国を報告する中学生(6日、和歌山県串本町串本で)
 和歌山県串本町の姉妹都市青少年交流事業で7月21~29日、トルコのメルシン市へ派遣された町内の中学生たちが6日、同町串本の町役場を訪れ、田嶋勝正町長と潮﨑伸彦教育長に帰国を報告した。生徒たちは、楽しかったトルコの思い出を話した。

 町は、日トの友好関係を深めることや、子どもたちの国際的な視野を広げることなどを目的に1994年から町内の中学生を姉妹都市メルシン市に派遣していて、今回が9回目。近年は2年に1回のペースで派遣していたが、トルコの治安情勢の悪化を理由に2013年から3回連続で派遣を中止していたため、8年ぶりだった。交互に生徒を派遣し合っており、これまでメルシン市の生徒は10回受け入れている。

 町国際交流員のドゥルナ・オズカヤさんら3人に引率された生徒7人は、現地の一般家庭にホームステイしながら、メルシン市が用意した交流プログラムに参加。メルシン市内やイスタンブール市内などの観光も楽しんだ。生徒たちは9月上旬に感想文を提出する予定。

 この日は、写真や動画で現地での活動を振り返り、生徒は「ホストファミリーがフレンドリーだった」「地中海で泳いで楽しかった」「(日本に)帰りたくなかった」などと感想を述べた。