ドローンで食料運搬 防災分野で実証実験
和歌山県のすさみ町や民間企業などで構成する共同事業体は11月30日、同町江住にある道の駅「すさみ」から同町里野の集会所へ食料をドローンで運ぶ実証実験をした。災害発生時に孤立集落へ物資を運ぶのに生かそうという企画。ドローンは約4キロを自動で飛行し、指定した場所へ着陸した。
ドローンは全長2・3メートルの大型を使用。町産のレタスを使った「レタスおにぎり」30個を入れた発泡スチロール(総重量約5キロ)を搭載して海上を飛び、13分ほどで集会所へ着陸した。見学していた県職員らは、道の駅に設けたモニターの映像でドローンが着陸する様子を確認した。
今回の実験では、スマートフォンを操作して必要な物資を要求したり、備蓄品を管理するシステムで食材の出庫を確認したりした。先端技術を防災面でも活用できるとアピールした形だ。
岩田勉町長は「(ドローンによる物流は)町にとって大きなツールになるのではないか。防災に限らず、まちづくりに生かせないか検討していきたい」と話した。
共同事業体に入っているソフトバンク(東京)は9月、新鮮なカツオを漁港から道の駅までドローンで運ぶ実験をしていた。
ドローンは全長2・3メートルの大型を使用。町産のレタスを使った「レタスおにぎり」30個を入れた発泡スチロール(総重量約5キロ)を搭載して海上を飛び、13分ほどで集会所へ着陸した。見学していた県職員らは、道の駅に設けたモニターの映像でドローンが着陸する様子を確認した。
今回の実験では、スマートフォンを操作して必要な物資を要求したり、備蓄品を管理するシステムで食材の出庫を確認したりした。先端技術を防災面でも活用できるとアピールした形だ。
岩田勉町長は「(ドローンによる物流は)町にとって大きなツールになるのではないか。防災に限らず、まちづくりに生かせないか検討していきたい」と話した。
共同事業体に入っているソフトバンク(東京)は9月、新鮮なカツオを漁港から道の駅までドローンで運ぶ実験をしていた。