値上げ前の価格で予約販売 肥料高騰でJA紀南
原油価格の高騰に加え、肥料価格なども値上がりし、農家の経済的な負担が増している。少しでも負担軽減を図ろうと、和歌山県のJA紀南は来年の春肥料を値上げ前の価格で予約販売する対策を実施した。予約をとりまとめ、現在、肥料を順次、配達している。
JAによると、穀物価格の上昇を背景に肥料の需要が高まっている。肥料原料は環境保護政策や中国の国内需要優先政策などによる供給不安があり、国際市況の上昇に拍車をかけているという。
JAは通常、梅やミカン栽培で翌年の3月から7月ごろにかけて使う肥料の販売予約を、11月から1月にかけて受け付けている。
しかし、夏ごろ、今後の値上げの見込みが分かり、値上げ前の価格で提供しようと、農家に案内文を出し、前倒しして予約販売をすることにした。
JAで在庫を抱えるにも限りがあるため、11月末までに納品できる農家を対象に、9月中に予約を締め切り、10月から順次、配達している。932件の予約があった。
化成肥料は11月から値上がりしており、種類によって異なるが、20キロの製品で50円くらいから400円くらい値上がりしたという。配合肥料も12月から上がる見込み。
農家からはありがたいという声もあり、同JA購買部は「11月末までに納品完了分という条件だったが、喜んでいただけた部分もあり、良い提案ができたと思う」と話す。
同JA中央購買センターによると、支柱やワイヤメッシュ、モノラックレールなどの資材も値上がりしているという。
JAによると、穀物価格の上昇を背景に肥料の需要が高まっている。肥料原料は環境保護政策や中国の国内需要優先政策などによる供給不安があり、国際市況の上昇に拍車をかけているという。
JAは通常、梅やミカン栽培で翌年の3月から7月ごろにかけて使う肥料の販売予約を、11月から1月にかけて受け付けている。
しかし、夏ごろ、今後の値上げの見込みが分かり、値上げ前の価格で提供しようと、農家に案内文を出し、前倒しして予約販売をすることにした。
JAで在庫を抱えるにも限りがあるため、11月末までに納品できる農家を対象に、9月中に予約を締め切り、10月から順次、配達している。932件の予約があった。
化成肥料は11月から値上がりしており、種類によって異なるが、20キロの製品で50円くらいから400円くらい値上がりしたという。配合肥料も12月から上がる見込み。
農家からはありがたいという声もあり、同JA購買部は「11月末までに納品完了分という条件だったが、喜んでいただけた部分もあり、良い提案ができたと思う」と話す。
同JA中央購買センターによると、支柱やワイヤメッシュ、モノラックレールなどの資材も値上がりしているという。