みなべ町は、本年度の成人式を来年１月４日に２回に分けて開催することを決め、対象者に１１日までに通知した。開催時期は例年通りだが、新型コロナウイルスの影響が続いているため、規模を縮小し分けて開く。感染状況によっては中止する可能性もある。

　対象者は２００１年４月２日～０２年４月１日生まれの人で、１４７（男８２、女６５）人に通知した。

　開催場所は同町山内のホテル＆リゾーツ和歌山みなべで、時間は南部と岩代地域の新成人が午後０時半～２時、上南部と高城、清川地域の新成人は２時半～４時。式典と記念写真の撮影、イベントを予定している。家族の出席は１家族につき１人に制限する。

　後日、イベントの企画運営をする実行委員会のメンバーを募るほか、内容の詳細について対象者に通知する。

　今年１月４日に開催予定だった昨年度の成人式は、新型コロナの影響で５月３日に延期したが、感染拡大で中止となった。町はおわびとお祝いとして、対象者全員に１万円を贈った。井戸和彦教育長は「新成人を祝うためになんとか開きたい。今のような小康状態が続いていることを願いたい」と話している。