和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

可搬式オービス使用で取り締まり 白浜署、通学路の速度違反

可搬式オービスで速度違反を取り締まる警察官(和歌山県白浜町才野で)
可搬式オービスで速度違反を取り締まる警察官(和歌山県白浜町才野で)
 和歌山県警白浜署は9月30日、白浜町才野にある西富田小学校付近の県道で、速度違反の車両を撮影して運転者を検挙する装置「可搬式オービス」を使った取り締まりをした。

 秋の交通安全運動期間(9月21~30日)に合わせた通学路での全国一斉取り締まり。子どもの交通安全確保が狙い。

 白浜署は、管内各地の通学路などで、可搬式オービスを使った取り締まりを月1回ペースで行っている。管内では今年1月に子どもと車が接触する交通事故が1件発生している。

 同署の根岸優之交通課長(47)は「通学路を歩く子どもが少しでも走る車と接触したら重大な事故につながる可能性があるので、通学路を運転する際はスピードを落として安全運転に努めてもらいたい」と話した。

 県警交通指導課によると、この日は県内14署が小学校の登下校時間帯に取り締まりを実施。警察官185人、車両64台が出動した。白浜、岩出の両署では可搬式オービスを使用した。

 この日の取り締まりでの検挙数は県全体で199件。違反の内訳は、最高速度12件▽通行禁止73件▽横断歩行者等妨害等7件▽携帯電話使用等12件▽指定横断等禁止1件▽シートベルト42件▽チャイルドシート4件▽信号無視3件▽通行区分2件▽一時停止42件▽積載方法制限1件。