くしもとこども園建設工事で安全祈願 高台へ新築移転
将来発生が予想されている大規模地震による津波被害を避けるため、海抜約51メートルの高台に新築移転するくしもとこども園の建設工事安全祈願祭が26日、串本町串本の建設地であった。来年10月31日の完成予定で、町は2023年1月の開園を目指している。
現在のこども園は、同町串本の海抜5~6メートルの土地にある。大規模地震が発生した際には津波による被害が想定されるため、保護者から町に高台移転の要望が上がっていた。
新園舎の建設地は、町がJR串本駅裏に造成した土地で、駐車場を含む敷地面積は約1万平方メートル。新園舎は木造1階建てで延べ床面積約1800平方メートル。建設費は約8億5千万円。園児の定員は150人。町が策定した津波防災地域づくり推進計画に基づいて整備する施設で、町民の避難所の役割も兼ねている。
安全祈願祭には工事関係者約20人が出席。潮﨑本之宮神社(串本町串本)の山本貞夫宮司が地鎮の儀などの神事を営み、参列者が神前に玉串をささげた。
祈願祭のあいさつで発注者の田嶋勝正町長は「保護者から一日も早い高台移転の願いを受けていた。町議会や関係者の尽力でこの日を迎えられたことは感慨無量。安全、安心な園舎を建設してもらいたい」と言い、施工者である小森組(同町串本)の小森正剛社長は「このように意義深い工事を受けたことは誠に光栄。全力を挙げて無事故、無災害での完成に努力する覚悟」と述べた。
現在のこども園は、同町串本の海抜5~6メートルの土地にある。大規模地震が発生した際には津波による被害が想定されるため、保護者から町に高台移転の要望が上がっていた。
新園舎の建設地は、町がJR串本駅裏に造成した土地で、駐車場を含む敷地面積は約1万平方メートル。新園舎は木造1階建てで延べ床面積約1800平方メートル。建設費は約8億5千万円。園児の定員は150人。町が策定した津波防災地域づくり推進計画に基づいて整備する施設で、町民の避難所の役割も兼ねている。
安全祈願祭には工事関係者約20人が出席。潮﨑本之宮神社(串本町串本)の山本貞夫宮司が地鎮の儀などの神事を営み、参列者が神前に玉串をささげた。
祈願祭のあいさつで発注者の田嶋勝正町長は「保護者から一日も早い高台移転の願いを受けていた。町議会や関係者の尽力でこの日を迎えられたことは感慨無量。安全、安心な園舎を建設してもらいたい」と言い、施工者である小森組(同町串本)の小森正剛社長は「このように意義深い工事を受けたことは誠に光栄。全力を挙げて無事故、無災害での完成に努力する覚悟」と述べた。