和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月19日(木)

大水害10年、初の合同追悼式 県と被災自治体

紀伊半島大水害の慰霊碑(和歌山県那智勝浦町)
紀伊半島大水害の慰霊碑(和歌山県那智勝浦町)
 紀伊半島大水害の発生から10年の節目に当たることから、和歌山県と被災した県内2市4町は9月5日、初めて合同で「紀伊半島大水害10年追悼式」を開く。会場は那智勝浦町天満の町体育文化会館。

 県と水害によって死者が出た田辺市、新宮市、みなべ町、日高川町、那智勝浦町、古座川町の共催。死者が28人と最も多かった那智勝浦町で開くことにした。

 式典は午後1時に始まる。遺族、各首長、地元選出の国会議員ら約200人が出席する予定。黙とうの後、仁坂吉伸知事が式辞を述べる。さらに堀順一郎那智勝浦町長、森礼子県議会議長、二階俊博衆議院議員が追悼の辞、遺族の代表者が言葉をそれぞれ述べる。最後に出席者全員が献花をする。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、出席人数を制限して開催する。県によると、コロナの感染状況によっては、式典内容の一部変更や中止を検討するという。