和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

田辺が初戦で敗退 和歌山工業に1―3

田辺-和歌山工業 田辺は3回、平野のスクイズで三塁走者の上村が生還する(15日、紀三井寺球場で)
田辺-和歌山工業 田辺は3回、平野のスクイズで三塁走者の上村が生還する(15日、紀三井寺球場で)
和歌山工業-田辺 テーブル
和歌山工業-田辺 テーブル
 第103回全国高校野球選手権和歌山大会は15日、紀三井寺球場で2回戦があり、第1試合で田辺が和歌山工業に1―3で敗れた。

 【15日】

●2回戦(第1試合)

和歌山工業
 000 300 000 3
 001 000 000 1
田辺

 〔和〕光定、酒井、山田―谷口〔田〕新家―平野▽二塁打=中野、光定(和)、前芝(田)

 田辺の先発投手、新家は左腕から繰り出す直球や変化球で12三振を奪った。しかし4回、失策絡みで2死満塁とされ、走者一掃の二塁打を打たれて3点を奪われた。

 打線は3回、1死二、三塁から平野のスクイズで1点を先制。しかし、その後は好機にあと一本が出ず、和歌山工業に継投で逃げ切られた。

 田辺の平野主将(3年)は「(新家は)今までで一番いいピッチングをしたので、勝ちたかった。ずっと粘ってくれたが、あと一本が打てなかった」と悔やんだ。

 新型コロナウイルスの影響で声を出しての応援は禁止。紀三井寺球場の一塁側アルプススタンドでは、田辺高校応援団がスピーカーから流した音源を使って、声を出さずにエールを送った。好機には、応援団が伝統の「田辺が大将」を演舞した。団員31人中、唯一の男性の辻道弘和団長(3年)は「声は出せなかったけど、全力で演舞した」と話した。

 【14日】

●第1試合(2回戦)
和歌山北14―9貴志川
●第2試合(2回戦)
智弁和歌山8―2箕島

●16日の予定(2回戦)
第1試合(午前9時)
海南―笠田
第2試合(午前11時45分)
向陽―和歌山商業
第3試合(午後2時半)
南部龍神―粉河