和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月22日(金)

梅料理のレシピを動画で紹介 グルメ甲子園入賞作品

入賞作品のレシピを動画で紹介するサイトの一場面
入賞作品のレシピを動画で紹介するサイトの一場面
 和歌山県みなべ町の「UME―1フェスタin梅の里みなべ実行委員会」は、同町で毎年2月に開催している高校生によるオリジナル梅料理コンテスト「グルメ甲子園」の入賞作品のレシピ動画を紹介するサイト(https://ume-1festa.com/)を開設した。

 グルメ甲子園は2016年に始まった。高校生が商品開発から仕入れ、製造、販売までを経験することで、商品が売れた時の喜びや人と関わることの楽しさを学ぶとともに、一人一人が地域活性化の担い手であることや、和食文化の良さを認識してもらうことを目的に開いている。

 味や独創性、接客を審査し、優勝、準優勝、3位、敢闘賞を決めて表彰している。新型コロナウイルスのために今年は中止となったが、過去5回分の入賞作品を家庭でも作ってもらい、食卓に梅のある暮らしを広げてもらおうと、レシピ紹介動画を作った。

 動画制作は各入賞校に依頼。県内の和歌山信愛、神島、有田中央、南部の他、皇學館(三重県)、綾羽(滋賀県)、福知山淑徳(京都府)、関西大学第一(大阪府)の8校が協力した。当時の出場メンバーが来てくれた学校もあったという。

 メニューは「和風うめぇクッパ」「ウメェ~担丹麺」「うめぇ~鉄板塩焼きそば」などがあり、3~4人前の材料、作り方手順、注意点などを紹介している。

 グルメ甲子園の山本宗一郎実行委員長(33)は「動画作りを通じて高校生が先輩たちと交流できたという声もあったし、今年イベントが中止となり参加できなかった高校生が、グルメ甲子園に関わることができるなどしてよかったと思う。高校生の入賞作品を通じて、皆さんにもっと梅料理の面白さ、魅力を伝えていければ」と話している。

 サイト開設を知らせるチラシも作り、町内の宿泊、観光施設に置いてPRする。