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2024年12月23日(月)

ねんりんピックに「笑老の面」出品へ みなべ町の寺本さん

ねんりんピック岐阜出品が決まった作品と作者の寺本孝夫さん
ねんりんピック岐阜出品が決まった作品と作者の寺本孝夫さん
 和歌山県みなべ町筋の瓦ぶき職人、寺本孝夫さん(65)の彫刻作品「笑老(しょろう)の面」がこのほど、和歌山市であったシルバー美術展(県社会福祉協議会主催)で優秀賞に選ばれた。さらに、第33回全国健康福祉祭ぎふ大会(ねんりんピック岐阜2021、10月30日~11月2日)の美術展出品作品にも選ばれた。

 寺本さんは木の良さを生かした般若や翁、てんぐといった面や獅子頭、竹を材料に祭りの笛などを趣味で作っている。

 今回の出品作は、キリを材料に彫った面(高さ20センチ、幅18センチ)と、ケヤキの板(高さ85センチ、幅25センチ)からなる。面には眉毛やひげとして、麻の皮を使っている。仕事の合間をみながら少しずつ、半年くらいかけて作ったという。

 県美術家協会の審査によって、全国の60歳以上が創作した美術作品を展示するねんりんピック出品作品に選ばれた。寺本さんは「うれしい。全国の皆さんに見ていただけたら」と話している。