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2021年10月17日(日)

中小事業者に独自の支援金 新型コロナで田辺市

田辺市役所
田辺市役所
 和歌山県田辺市は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている中小事業者を対象に、市独自の「産業経済緊急対策支援金」を給付する。支給額は事業規模に応じて10万~50万円で、申請期間は3月1日から。窓口の混雑を避けるため完全予約制としており、24日午前8時半から電話で予約を受け付ける。

 市は昨年、新型コロナで売り上げが減少した市内の小規模事業者約2100件に一律10万円を給付したが、今回の支援金は中小事業者まで対象を拡大。農林漁業者を含め幅広く支援する。

 対象は、今年1~3月のいずれか1カ月の収入額が前年か前々年の同月比で50%以上減少しているか、昨年1~12月の年間収入額が前年と比べて30%以上減少していることなど。市内に事業所や店舗があれば、市外在住の事業者でも申請できる。

 支給の上限額は市内での常用雇用者数に応じて、10万円(5人以下)から50万円(51人以上)まで6段階に分かれている。

 申請期間は3月1日~5月31日。市役所隣の紀南文化会館(新屋敷町)1階展示ホールに特設窓口を設ける。事前に電話で日時を予約の上、必要書類を持参する。郵送での申請もできる。

 申請書は2月22日以降、商工振興課、観光振興課、農業振興課、山村林業課、水産課、各行政局産業建設課(本宮地域は世界遺産熊野本宮館)か、市ホームページで取得できる。

 予約、問い合わせは市商工振興課(0739・26・9970)へ。

■補正予算案を可決

 田辺市議会は18日、臨時会を開き、産業経済緊急対策支援金の事業費を盛り込んだ2020年度一般会計補正予算案を全会一致で可決した。

 支援金の総事業費は3億5922万円。市が今回計上したのは約半分の1億7952万円で、残りは新年度の補正予算として3月市議会に提案する予定。財源は新型コロナ対策として国から交付される「地方創生臨時交付金」を充てる。

 この日はほかに、新型コロナウイルスのワクチン接種に向けた体制を確保する費用として、2824万2千円を計上した補正予算の専決処分も承認した。