和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月20日(金)

修学旅行代わりに体育祭 神島高校

クラスの仲間の応援を受け、走者がバトンをつないだ男女混合リレー(5日、和歌山県田辺市文里2丁目で)
クラスの仲間の応援を受け、走者がバトンをつないだ男女混合リレー(5日、和歌山県田辺市文里2丁目で)
 神島高校(和歌山県田辺市文里2丁目)の2年生約240人は5日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった修学旅行の代わりに、同校グラウンドで体育祭を実施した。

 同校では毎年この時季、2年生が修学旅行で長野県を訪れてスキー研修をするが、今年は感染状況を踏まえて中止した。「2年生の思い出づくりに何かしたい」という生徒の声があり、体育委員が中心となって企画。本年度にできなかった体育祭を、半日のみ実施することにした。

 種目は障害物競走やしっぽ取り、綱引き、長縄跳び、男女混合リレーがあり、合計得点で順位を競うクラス対抗戦をした。

 長縄跳びは時間内に多くの回数を跳ぼうと、各クラスが一丸となって記録に挑戦。最後の種目の男女混合リレーは、観戦する生徒がスマートフォンを構えて応援し、盛り上がった。

 体育祭実行委員長を務めた湯川泰地君(17)は「修学旅行はなくなったが、2年生全員で行事ができて楽しかった。実行委員長として体育祭を盛り上げられてよかった」と話した。