定数2減の「12」に 白浜町議会が3度目の削減
和歌山県白浜町議会の議員定数等検討特別委員会は14日、議員定数を2減らして「12」にすると決めた。定数は町条例で定めているため、特別委は町議会3月定例会に改正案を提案する。新たな定数は次期町議選から適用する方針。
楠本隆典委員長を除く12人による起立採決で、2減に7人が賛成した。1減に賛成したのは5人だった。定数を減らすこと自体は、昨年11月に決め、削減数は12月に「1」か「2」にすると決めていた。現町議の任期満了は2022年3月25日。
採決に先立ち、7人が意見を陳述。2減に賛成した議員からは、議会運営上の観点を踏まえたとの声が多かった。定数を奇数にすれば、本会議での議長を除く採決で「可否同数」となる可能性がある点を重くみたとみられる。
議員定数の削減は、「16」から「14」になった14年の町議選以来。06年に白浜、日置川両町が合併して以降では3回目になる。
合併後初の町議選では、旧町別で選挙区を設け、白浜から14人、日置川から6人の計20人を選んでいた。
定数の削減数が決まったことで、特別委の協議は、大方がまとまった。今後は3月定例会での審査報告に向けた調整を進める。
特別委は定数の削減数に先立ち、政務活動費を一括で後払いにすることも決めている。現在は年18万円の全額を一括で前払いしている。使わなかった分は返金する決まりがあり、19年度は6人が計23万円(全体の9・3%)、18年度は7人が計42万円(同17%)を返している。
政活費も議員定数と同様に条例改正が必要で、特別委では21年度分から後払いを適用する方針。金額は年18万円で変わらないが、事後精算に変わるため、上限額になる。
政活費が後払いになるのは、県内の町村議会では初めてになる。町議会事務局によると、政活費の交付があるのは白浜町を含め7町(20年4月時点)。
楠本隆典委員長を除く12人による起立採決で、2減に7人が賛成した。1減に賛成したのは5人だった。定数を減らすこと自体は、昨年11月に決め、削減数は12月に「1」か「2」にすると決めていた。現町議の任期満了は2022年3月25日。
採決に先立ち、7人が意見を陳述。2減に賛成した議員からは、議会運営上の観点を踏まえたとの声が多かった。定数を奇数にすれば、本会議での議長を除く採決で「可否同数」となる可能性がある点を重くみたとみられる。
議員定数の削減は、「16」から「14」になった14年の町議選以来。06年に白浜、日置川両町が合併して以降では3回目になる。
合併後初の町議選では、旧町別で選挙区を設け、白浜から14人、日置川から6人の計20人を選んでいた。
定数の削減数が決まったことで、特別委の協議は、大方がまとまった。今後は3月定例会での審査報告に向けた調整を進める。
特別委は定数の削減数に先立ち、政務活動費を一括で後払いにすることも決めている。現在は年18万円の全額を一括で前払いしている。使わなかった分は返金する決まりがあり、19年度は6人が計23万円(全体の9・3%)、18年度は7人が計42万円(同17%)を返している。
政活費も議員定数と同様に条例改正が必要で、特別委では21年度分から後払いを適用する方針。金額は年18万円で変わらないが、事後精算に変わるため、上限額になる。
政活費が後払いになるのは、県内の町村議会では初めてになる。町議会事務局によると、政活費の交付があるのは白浜町を含め7町(20年4月時点)。