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上富田FCが初優勝、全国へ 和歌山県少年サッカー大会

上富田FC―串本JFC 前半11分、先制点を決めて喜ぶ上富田FCの選手(上富田スポーツセンターで)
上富田FC―串本JFC 前半11分、先制点を決めて喜ぶ上富田FCの選手(上富田スポーツセンターで)
 第44回全日本U―12(12歳以下)サッカー選手権和歌山県大会(県サッカー協会など主催)の決勝が22日、上富田町朝来の上富田スポーツセンターであり、上富田FCが串本JFCを3―0で破り、初優勝した。上富田は12月26日に鹿児島市で開幕する全国大会に出場する。

 試合は8人制の20分ハーフで実施。上富田は前半11分、MF山田流希(6年)のパスを受けたMF楠本昴流(5年)が中央へ持ち込み、先制のゴールを決めた。後半2分にはFW平椿樹(6年)がミドルシュートを決め、15分には左コーナーキックからDF宮原大知(6年)のヘディングシュートでリードを広げた。

 串本もMF嶋﨑立晟(6年)、FW川口蒼瑛(6年)らを中心にパスを回して好機をつくったが、得点には至らなかった。

 上富田の樫本拓侑主将(6年)は「とてもうれしい。絶対に勝つという気持ちで試合に臨み、みんなで声を出すことができた。全国大会ではみんなで力を合わせて優勝を目指したい」と抱負を語った。創部30年での初優勝に、立岩大二郎監督(34)は「卒団生や携わってきた人たちの思いが詰まった優勝。全国大会でも楽しいサッカーを目指して頑張る」と、喜びをかみしめた。

 同日あった準決勝では、上富田が南紀JSC(田辺市)に2―0で勝ち、串本がデポルターレ和歌山FCジュニア(橋本市)に1―1からのPK戦を8―7で制した。3位決定戦は、南紀がデポルターレを2―1で破った。

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