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半世紀の歴史祝う 扇ケ浜保育所が創立記念式典

創立50周年記念式典で、卒園児の集合写真など懐かしい映像に見入る出席者(和歌山県田辺市上屋敷2丁目で)
創立50周年記念式典で、卒園児の集合写真など懐かしい映像に見入る出席者(和歌山県田辺市上屋敷2丁目で)
 和歌山県田辺市上屋敷2丁目の扇ケ浜保育所は1日、創立50周年記念式典を開いた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため出席者を保護者会役員とその子ども、職員、園を運営する法人の役員計45人に限定して開き、半世紀に及ぶ園の歴史を祝った。

 同保育所は1970年10月1日に開園した。当初は田辺市立だったが、民間移譲により90年から社会福祉法人浜木綿会が運営している。園児はピーク時の70年代後半には約120人いた。現在は0~5歳児54人が通っている。

 海抜の低い地域にあることや園舎の老朽化から、来春に紀南幼稚園(下屋敷町)との統合が決まっており、その後、高台への移転を計画している。

 式典では同保育所園長で浜木綿会理事長の田畑弘吉さんが「この50年で1239人の卒園児を送り出した。歴史の重みを感じるとともに、来年度から紀南幼稚園と統合して新たなスタートを切る。これからも子どもたちの健やかな成長をお手伝いするために頑張りたい」とあいさつした。

 20年以上勤めている法人役員と保育士4人の「永年勤続者表彰」などもあった。

 最後に出席者全員で、50年を振り返る記念映像を観覧した。元園長や卒園児、元保護者会会長らからのメッセージとともに、各年の卒園児の集合写真、運動会や給食など園での日々の写真や映像が映し出された。

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