土間たたきを補修 国文化財の大江家住宅
和歌山県みなべ町北道にある、国登録有形文化財の「大江家住宅主屋」の土間たたきが摩耗し、県や町の補助を受けて補修した。
かつての熊野街道に面して建てられた木造の主屋で、建築面積は約320平方メートル。建築年代は江戸後期と推定され、座敷部分は明治前期ごろの増築。大江家は明治中ごろまで酒造業を営んでいた。
重厚な瓦ぶきの屋根としっくい壁、繊細な格子構えを持つ質の高い町家建築で、伝統的な形式をよく残し、貴重とされる。現在も大江家の人が居住する。
土間たたきの面積は37平方メートル。長年の使用で凹凸ができるなど傷んでいた。補修費は117万円で、約半分は県と町の補助金で、それ以外は自己負担。和歌山市内の業者が手掛け、補修は9月29日から10月16日にかけて行った。
県教委文化遺産課によると、文化財であるため伝統工法にのっとって補修し、摩耗した土間たたきをいったんめくり取った上で、山土、しっくい、苦汁を混ぜてたたき締めて施工した。
かつての熊野街道に面して建てられた木造の主屋で、建築面積は約320平方メートル。建築年代は江戸後期と推定され、座敷部分は明治前期ごろの増築。大江家は明治中ごろまで酒造業を営んでいた。
重厚な瓦ぶきの屋根としっくい壁、繊細な格子構えを持つ質の高い町家建築で、伝統的な形式をよく残し、貴重とされる。現在も大江家の人が居住する。
土間たたきの面積は37平方メートル。長年の使用で凹凸ができるなど傷んでいた。補修費は117万円で、約半分は県と町の補助金で、それ以外は自己負担。和歌山市内の業者が手掛け、補修は9月29日から10月16日にかけて行った。
県教委文化遺産課によると、文化財であるため伝統工法にのっとって補修し、摩耗した土間たたきをいったんめくり取った上で、山土、しっくい、苦汁を混ぜてたたき締めて施工した。