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イノ一番の人気メニューに 口コミで道の駅の猪丼

主力メニューの「猪丼」(木族館提供)
主力メニューの「猪丼」(木族館提供)
 和歌山県田辺市龍神村龍神にある道の駅「木族館」の食堂で、猪(いのしし)丼が人気を呼んでいる。他にも、猪うどんや猪カレーが名物料理になっている。

 猪丼をメニューに加えたのは約4年前。それまでは、キジ肉の丼を出していたが、台風により養殖施設が被害を受けて入荷できなくなった。キジ丼に代わる料理を考えた末、ジビエのイノシシ肉を使った丼を考えたという。その後、イノシシ肉を使ったうどんやカレーもメニューに加えた。

 最近になって口コミで猪丼が話題になり、バイクで訪れる利用客からの注文が増えるなどして、主力料理の一つとして定着したという。

 イノシシ肉は、田辺市上芳養のイノシシ、シカ肉解体処理施設「ひなたの杜」から購入している。イノシシ肉を使った3種類のメニューのうち、一番人気は猪丼(税込み850円)。多くの観光客らが来店した9月の連休中は、1日当たり40食近く出たという。

 久保正博店長(58)は「猪丼は、お客さんが『においがなく食べやすい』と言ってくれる。名物料理として確立した」と話している。

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