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第3のITオフィス11月開業へ 白浜町、新たな入居も決定

11月1日にオープンするITオフィス「ANCHOR」(和歌山県白浜町で)
11月1日にオープンするITオフィス「ANCHOR」(和歌山県白浜町で)
 和歌山県と白浜町は13日、町内3カ所目で初の〝民設民営〟となるITビジネスオフィスが11月1日にオープンすると発表した。新たに入居企業が決まったことも明らかにした。

 オープンするのは、大阪市の企業「オーエス」が県と町の補助を受け、保養所だった建物を改修した施設。町中央公民館近くで、鉄筋コンクリート3階建て。延べ床面積は985・85平方メートル。企業に貸す部屋が7室(50~87平方メートル)あるほか、多目的室も設ける。名称は「ANCHOR(アンカー)」。

 ここへ新たに入居を決めたのは、システム開発を手掛ける「SAKURUG(サクラグ)」(東京都)。1階の一室に入り、本社機能の一部を担うほか、ウェブサイトの制作もする。11月に操業し、向こう3年間で11人を雇用する予定という。

 同社の遠藤洋之代表と仁坂吉伸知事、井澗誠町長は16日、県庁での進出協定調印式に出席する。アンカーへの進出はサクラグで2例目。

 仁坂知事は13日の記者会見で「潜在性はあると思ってこの制度を作ったが、立派な会社が手を挙げてくれて実例ができた。見通しとしては、オフィスがすぐ埋まると思う。(新たなオフィスの設置が)どんどん進んでくるといいなと思っている」と語った。

 町内にある第1、第2両オフィスは町が整備し、運営している。町によると現在、第1に5社、第2には4社が入居している。

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