和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

河川敷に白く小さな花 ニラが群生

道端で群生して咲くニラの花。キマダラセセリが吸蜜に訪れている(和歌山県上富田町岩田で)
道端で群生して咲くニラの花。キマダラセセリが吸蜜に訪れている(和歌山県上富田町岩田で)
 独特の臭気がある多年草のニラ(韮、ヒガンバナ科)が、和歌山県紀南地方の河川敷などで白くて小さな花を咲かせている。野菜として古くから栽培されている。

 葉は平らで細長く30~40センチほどになる。夏から秋にかけて長さ30~50センチほどの花茎を伸ばし、その先端に直径1センチ足らずの花が集まって半球形に咲く。

 上富田町岩田の富田川沿いでは、道路のそばで群生して咲いている。さまざまな昆虫が集まり、セセリチョウの仲間が集団で訪れ吸蜜している。

 パキスタン―中国、日本に分布するといわれるが、日本では真の自生かどうかはよく分かっていないという。

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