龍のモニュメントに温泉の発展願う 田辺市龍神村
和歌山県田辺市龍神村の龍神温泉近くに、新型コロナウイルスなどの災いを防ぎ、温泉発展の願いを込めた龍の木製モニュメント(高さ5・5メートル)が完成し、10日に関係者による神事が営まれた。
龍神村商工会と田辺市が連携して実施している、地元材を使った木製看板の整備事業を龍神温泉協会(若井浩平会長)が活用。温泉街の入り口にある国道371号沿いに建てた。
モニュメントに使った木は、温泉上手にある皆瀬神社の境内の外側にあった高さ約25メートル、樹齢300年余のスギ。チェーンソーアート元世界チャンピオンの城所ケイジさん(53)=龍神村柳瀬=が、5月から約4カ月かけて彫った。長雨で7月はほとんど作業ができなかったという。
神事は皆瀬神社で温泉協会が祭主となり営まれ、古久保明孝宮司(85)が祝詞を上げた。その後、龍のモニュメントがある場に移動しておはらいをし、再び神社に戻って玉串をささげた。
観光協会の若井会長(67)は「皆さんの協力のおかげで無事にモニュメントができた」と謝辞を述べた。モニュメントが撮影スポットになることを期待し、今後はライトアップをしたり説明板を取り付けたりすることも考えているという。
モニュメントには、龍が天に昇る勢いのある姿と温泉マークが施されている。城所さんによると、龍がつかんでいる玉は、コロナや自然災害を封じ込めて天に返すようにという願いを、下部にある地球を模した白と青の玉は希望を表した。
城所さんは「20年前からチェーンソーで彫刻してきて、このモニュメントで3999作目。これまでで一番堅いスギで作業の際には緊張した。長雨もあり気を引き締めてかかれと言われたようで慎重になった。無事に納めることができてよかった」と話した。
龍神村商工会と田辺市が連携して実施している、地元材を使った木製看板の整備事業を龍神温泉協会(若井浩平会長)が活用。温泉街の入り口にある国道371号沿いに建てた。
モニュメントに使った木は、温泉上手にある皆瀬神社の境内の外側にあった高さ約25メートル、樹齢300年余のスギ。チェーンソーアート元世界チャンピオンの城所ケイジさん(53)=龍神村柳瀬=が、5月から約4カ月かけて彫った。長雨で7月はほとんど作業ができなかったという。
神事は皆瀬神社で温泉協会が祭主となり営まれ、古久保明孝宮司(85)が祝詞を上げた。その後、龍のモニュメントがある場に移動しておはらいをし、再び神社に戻って玉串をささげた。
観光協会の若井会長(67)は「皆さんの協力のおかげで無事にモニュメントができた」と謝辞を述べた。モニュメントが撮影スポットになることを期待し、今後はライトアップをしたり説明板を取り付けたりすることも考えているという。
モニュメントには、龍が天に昇る勢いのある姿と温泉マークが施されている。城所さんによると、龍がつかんでいる玉は、コロナや自然災害を封じ込めて天に返すようにという願いを、下部にある地球を模した白と青の玉は希望を表した。
城所さんは「20年前からチェーンソーで彫刻してきて、このモニュメントで3999作目。これまでで一番堅いスギで作業の際には緊張した。長雨もあり気を引き締めてかかれと言われたようで慎重になった。無事に納めることができてよかった」と話した。