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肺炎減少、味覚嗅覚異常は増加 和歌山のコロナ「第2波」

和歌山県庁
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 和歌山県内で8月31日までに確認された新型コロナウイルス感染者について「第2波」(6月23日以降の167人)の症状は「第1波」(5月12日までの63人)より肺炎の割合が少なく、味覚異常や嗅覚異常の割合が多いことが県のまとめで分かった。

 県が8日、公表した。感染者のうち、肺炎症状があったのは第1波では63%だったが、第2波では半分以下の29%に減少した。味覚異常は第1波では19%だったが、第2波では43%。嗅覚異常は第1波では14%だったのが第2波では34%と、いずれも2倍以上になった。

 一方、発熱は第1波86%、第2波74%▽せきは第1波60%、第2波49%▽全身倦怠(けんたい)感はいずれも46%▽咽頭痛は第1波25%、第2波29%▽頭痛は第1波27%、第2波28%▽下痢は第1波19%、第2波18%▽関節筋肉痛は第1波14%、第2波15%など、他の症状では明確な差はなかった。

 味覚嗅覚異常と肺炎の症状の割合の変化について、県福祉保健部の野尻孝子技監はウイルスが変異したことによる可能性を指摘。特に肺炎は、第1波の方が発症しやすい季節だったこと、第2波の方が重症化しにくい若い年代の感染者が多いことも影響したのではないかとみている。

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