和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

旅立ち前にツバメ集結 まもなく越冬地へ

電線に止まったり、その周りを飛び回ったりする若ツバメの群れ(和歌山県上富田町市ノ瀬で)
電線に止まったり、その周りを飛び回ったりする若ツバメの群れ(和歌山県上富田町市ノ瀬で)
 盛夏を迎え、今年生まれの若ツバメが集団をつくり、越冬地を目指す〝旅支度〟をしている。和歌山県紀南地方でも集団は多く見られ、日本野鳥の会県支部会員によると、合流しながら南下していくという。

 紀南では富田川や会津川などの河川近くにコロニーをつくっていることが多い。

 上富田町市ノ瀬では、夕方、富田川近くの集落に集まり、電線に止まったり、屋根や壁にしがみついたりする姿が見られた。まるでミーティングをしているかのように、にぎやかに鳴き合っている。

 県支部会員は「近年、大きな群れが少なくなっている。この辺りでは、日ノ御埼付近から飛び立っているのが確認されている。無事、東南アジアなどの越冬地にたどり着けたら」と話している。

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