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ザリガニ釣りに笑顔 田辺市で生き物観察会

さおを構え、ザリガニ釣りに夢中の小学生(2日、和歌山県田辺市稲成町で)
さおを構え、ザリガニ釣りに夢中の小学生(2日、和歌山県田辺市稲成町で)
 和歌山県田辺市稲成町のふるさと自然公園センター周辺で2日、生き物観察会があった。NPO南紀こどもステーションの自然体験プログラム「熊楠塾」が企画。小学生7人がザリガニを釣ったり、クワガタムシを捕まえたりした。

 熊楠塾は塾で知り合った友達と一緒に普段できない体験をし、自然を大切にする心やコミュニケーション能力を育てるのが目的。毎年さまざまなプログラムを開催しているが、今年は新型コロナウイルスの影響で、参加人数を限定している。

 ザリガニ釣りでは、スルメを餌に池に糸を垂らし、大物を狙った。センター自然観察指導員の弓場武夫さん(59)は外来種のアメリカザリガニ駆除の目的もあると説明した上で「姿、もしくはすみかを見つけ、目の前に餌を垂らすのがポイント。ゆっくり引き上げないと、逃げられてしまう」と助言した。

 真っ先にザリガニを釣った田辺市中芳養小学校4年の田中琉翔君は「手応えがあった。途中で逃げられないように慎重に網ですくった。夏休みは昆虫をいっぱい捕まえたい」と笑顔を見せた。

 周辺のクヌギの木にはクワガタムシやカブトムシが集まっており、参加者は夢中になって捕まえていた。

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