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ハザードマップの作成進む みなべ町、11地区をHPに掲載

東神野川地区のハザードマップ
東神野川地区のハザードマップ
 和歌山県みなべ町は土砂災害ハザードマップの作成を進めている。2019年度までに11地区の分が完成した。各地区で全戸配布するとともに、町ホームページで紹介している。「土砂災害が起こりやすい場所、避難場所、避難経路を日頃から確認しておきましょう」と呼び掛けている。残りは10地区で21年度までに完成するという。

 マップは県の基礎調査データを基に作成している。19年度は堺、芝、滝、市井川、東神野川の分が完成した。残りは埴田、山内、谷口、筋、熊岡、晩稲、熊瀬川、土井、広野、島之瀬。熊瀬川以外9地区は20年度に、熊瀬川は21年度に作る計画で進めている。

 航空写真上に、土砂災害特別警戒区域(建物が破壊され、住民の生命または身体に著しい危害が生じる恐れがある区域)と、土砂災害警戒区域(住民の生命または身体に危害が生じる恐れがある区域)を示している。

 町建設課によると、7月7日現在、21地区中、警戒区域は710カ所あり、そのうち特別警戒区域は668カ所あるという。

 マップに記した避難施設については、安全レベルも示している。「避難場所への避難が困難な時には、近くの頑丈な建物の2階以上に緊急避難し、さらに困難な際には、家の中の崖から離れた部屋や2階などの少しでも安全な場所に移動しましょう」と啓発している。

 人家に影響を及ぼす恐れがある場所への対策には国の急傾斜地崩壊対策事業、県の小規模土砂災害対策事業などの補助事業がある。

 補助事業の受け付けは随時しており、問い合わせは、建設課(0739・33・9370)まで。

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