文里湾横断道路の事業着手へ 和歌山県が本年度事業費2億円
和歌山県は2020年度、田辺市文里湾に架ける「文里湾横断道路」の整備事業に着手する。20年度当初予算に、測量やボーリング調査、詳細設計の費用として2億円を計上。国から事業認可が下りれば、本格的に事業に取り掛かる。
計画によると、文里湾横断道路は同市文里2丁目の神島高校グラウンド裏を起点に、神島台交差点付近に至る延長約1720メートル。このうち、文里湾をまたぐ橋の部分が約700メートルある。
2車線で幅員14メートル。車道は3メートルで、通学など自転車の利用が多く見込まれることから歩行者と自転車を分離し、自転車通行帯1・5メートルと歩道2・5メートルとする。
港湾部での高さは、船舶が支障なく航行できるよう桁下高さ25メートルを確保する。
現在は、国に事業認可の申請をするための協議をしている。認可が下りれば、測量やボーリング調査、道路と橋の詳細設計に取り掛かる。
20年度当初予算に計上した2億円のうち、6分の1に当たる約3333万円は田辺市が負担する。事業期間、総事業費は未定。
文里湾横断道路については、昭和50年代から田辺商工会議所をはじめとする関係団体が建設を要望してきた。
19年7月には、市が都市計画道路に決定。周辺道路の渋滞緩和、南和歌山医療センター(田辺市たきない町)と市街地を結ぶ道路として救急搬送時間の短縮、耐震岸壁を備えた「新文里港」や南紀白浜空港からの緊急物資輸送路、津波からの避難路・避難場所としての機能などが期待されている。
計画によると、文里湾横断道路は同市文里2丁目の神島高校グラウンド裏を起点に、神島台交差点付近に至る延長約1720メートル。このうち、文里湾をまたぐ橋の部分が約700メートルある。
2車線で幅員14メートル。車道は3メートルで、通学など自転車の利用が多く見込まれることから歩行者と自転車を分離し、自転車通行帯1・5メートルと歩道2・5メートルとする。
港湾部での高さは、船舶が支障なく航行できるよう桁下高さ25メートルを確保する。
現在は、国に事業認可の申請をするための協議をしている。認可が下りれば、測量やボーリング調査、道路と橋の詳細設計に取り掛かる。
20年度当初予算に計上した2億円のうち、6分の1に当たる約3333万円は田辺市が負担する。事業期間、総事業費は未定。
文里湾横断道路については、昭和50年代から田辺商工会議所をはじめとする関係団体が建設を要望してきた。
19年7月には、市が都市計画道路に決定。周辺道路の渋滞緩和、南和歌山医療センター(田辺市たきない町)と市街地を結ぶ道路として救急搬送時間の短縮、耐震岸壁を備えた「新文里港」や南紀白浜空港からの緊急物資輸送路、津波からの避難路・避難場所としての機能などが期待されている。