和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

道路整備や防災で要望 知事に県内7商工会議所

 県の来年度予算編成を前に、県内7商工会議所でつくる県商工会議所連合会(会長=片山博臣・和歌山商工会議所会頭)は24日、県庁の仁坂吉伸知事を訪問し、道路整備や地震津波対策などを要望した。

 訪問したのは和歌山、海南、田辺、新宮、御坊、橋本、紀州有田の各商工会議所の会頭らで、毎年要望活動をしている。

 田辺商工会議所の榎本長治会頭は、南海トラフの大規模地震や津波が想定される中、各企業の策定が進んでいない「事業継続計画」(BCP)についての取り組みを支援▽田辺市新庄町周辺の津波対策として文里湾入り口のハード整備―などについて要望した。

 また、新宮商工会議所の関康之会頭は新旧熊野大橋周辺の交通渋滞が慢性化し、経済損失や救急搬送への支障などが出ているとし、新宮紀宝道路の早期完成と新宮道路の早期着工について国に強く働き掛けるよう求めた。

 このほか、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致に尽力することや、観光資源の開発支援などの要望もあった。

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