和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

新型コロナで情報交換 3県知事がウェブ会議

 和歌山、三重、奈良3県の知事による「紀伊半島知事会議」が9日にあり、新型コロナウイルスなどについて話し合った。これまでの経験などを互いに情報交換し、感染拡大防止策に生かしていくことなどを確認した。

 和歌山県の仁坂知事と三重県の鈴木英敬知事、奈良県の荒井正吾知事がウェブ方式で行い、仁坂知事は県庁から参加した。

 仁坂知事は、検査しなくても10日間たてば、感染力が低下するため退院できるという、国の新しい退院基準について「陽性であっても感染力がなくなることを実証的に説明し、国民が納得するようにしてほしい。そうすれば、いじめや差別といった話にならないのではないか」と話した。県内では、退院前の検査で陽性だったが、基準に従って退院となった例がある。

 これを受け、鈴木知事は「国には科学的根拠を示してほしい。基準に対応できない事案があった時のルールについても、地方の声をよく聞いて考えてほしい」と話した。

 このほか、3県で連携した観光振興策を進めていくことを確認したほか、新型コロナの影響から関心が高まっているワーケーションやテレワークについて情報共有した。

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