ジューンブライドに挙式ゼロ 結婚式、コロナで一変
新型コロナウイルスの影響は、結婚式にも及んでいる。和歌山県紀南地方でもジューンブライドの6月に、挙式がゼロの式場もある。感染が沈静化する中、各式場は感染予防対策を打ち出しながら、再開に動きだしている。
結婚式場は県の休業要請対象ではなかったが、多くのカップルが挙式を延期した。ある式場の担当者は「新型コロナがいつ落ち着くか分からない中、延期日が決まらない」とため息をつく。
各式場は披露宴会場のテーブルを2メートル間隔で設置して出席者間の距離を取ったり、料理の提供数を減らして式の時間を短縮したりするなど、感染予防策を打ち出している。「出席者数が半減することになり、営業的には厳しいが、いまは安全第一」という。
みなべ町山内のホテル&リゾーツ和歌山みなべでは、5~6月の挙式予定が全て延期または中止となった。ウエディング相談会を再開するなど、動きだしているが、大勢を集めてイベントを開くのは難しい。そこで、インスタグラム(写真共有アプリ)を活用して、模擬挙式の動画を配信し、挙式のイメージを伝える工夫をしたいという。「密」を避けるため、チャペルと周囲の芝生を生かした「ガーデンウエディング」も検討する。
同ホテルは「感染対策に配慮しながら新たな価値を生み、時間が短くても魅力を濃縮した結婚式を届けたい」と話している。
田辺市東陽の貸衣装会社「紫光」も挙式延期の影響を受けている。ただ、6月に入り、15人規模の結婚式があり、貸衣装の依頼も入ってきた。海外での挙式を断念し、フォトウエディングのみに変更したカップルの需要もあるという。
「最初に影響が出たのは卒業式。中止になったので、式の代わりにはかまでの記念撮影を提案したところ、好評だった。いつもは夏から始める成人式の前撮りも5月から始めた。コロナ禍の中で、新たなサービスの形を考える必要がある」と話している。
結婚式場は県の休業要請対象ではなかったが、多くのカップルが挙式を延期した。ある式場の担当者は「新型コロナがいつ落ち着くか分からない中、延期日が決まらない」とため息をつく。
各式場は披露宴会場のテーブルを2メートル間隔で設置して出席者間の距離を取ったり、料理の提供数を減らして式の時間を短縮したりするなど、感染予防策を打ち出している。「出席者数が半減することになり、営業的には厳しいが、いまは安全第一」という。
みなべ町山内のホテル&リゾーツ和歌山みなべでは、5~6月の挙式予定が全て延期または中止となった。ウエディング相談会を再開するなど、動きだしているが、大勢を集めてイベントを開くのは難しい。そこで、インスタグラム(写真共有アプリ)を活用して、模擬挙式の動画を配信し、挙式のイメージを伝える工夫をしたいという。「密」を避けるため、チャペルと周囲の芝生を生かした「ガーデンウエディング」も検討する。
同ホテルは「感染対策に配慮しながら新たな価値を生み、時間が短くても魅力を濃縮した結婚式を届けたい」と話している。
田辺市東陽の貸衣装会社「紫光」も挙式延期の影響を受けている。ただ、6月に入り、15人規模の結婚式があり、貸衣装の依頼も入ってきた。海外での挙式を断念し、フォトウエディングのみに変更したカップルの需要もあるという。
「最初に影響が出たのは卒業式。中止になったので、式の代わりにはかまでの記念撮影を提案したところ、好評だった。いつもは夏から始める成人式の前撮りも5月から始めた。コロナ禍の中で、新たなサービスの形を考える必要がある」と話している。