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参拝者の願い一つに 熊野本宮大社、コロナ終息祈り大絵馬

境内に設けられた新型コロナウイルスの終息を願う大絵馬。参拝者が「願い」を書いたスギ板を張り付けている(和歌山県田辺市本宮町で)
境内に設けられた新型コロナウイルスの終息を願う大絵馬。参拝者が「願い」を書いたスギ板を張り付けている(和歌山県田辺市本宮町で)
 和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社(九鬼家隆宮司)は、新型コロナウイルスの終息を祈願する大絵馬を境内に掲げた。参拝者が終息への願いをスギ板に書き、大絵馬に張り付けている。

 大きさは縦約100センチ、横約180センチ。上部中央に熊野の神鳥「八咫烏(やたがらす)」の図柄や病を払いのける力があるとされる「熊野牛王神符」を配置し、その周りに参拝者が願いを書いたスギ板(9センチ四方)を張り付けるようにした。

 設置後「一日も早く終息して子どもたちが自由に過ごせますように」「終息と、世界がより愛でつながり発展していきますように」などと書かれたスギ板が張り付けられている。

 参拝者から寄せられたスギ板は随時、おはらいをした上でたき上げるという。初穂料100円が必要。

 九鬼宮司は「思いをスギ板に書いて大絵馬に張り付けることで心を穏やかにしてもらうとともに、皆の思いを一つにして新型コロナウイルスの終息を願いたい」と話していた。

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