梅雨空にハス鮮やか 紀南各地で咲く
梅雨本番を迎え、和歌山県の紀南各地でハスの花が咲き始めた。場所によっては見頃を迎えており、行き交う人々を楽しませている。
上富田町岡の田中神社に隣接するハス田で、大賀ハスが咲き始めた。淡紅色の花びらを大きく広げ、葉の緑に映えて華やいでいる。見頃は7月に入ってからで、中旬まで楽しめそうだという。
大賀ハスは1951年、故大賀一郎博士が千葉市の地層で発見した実を開花させ、全国に広まった。「古代ハス」「二千年ハス」ともいわれる。上富田町では88年に地元の民俗学研究家の故樫山茂樹さんが栽培を始め、99年から「大賀ハスを守る会」が管理を引き継いでいる。
近くの住民らによると、今季は先週末から咲き始めた。ほぼ昨年と同じだが、年々早くなってきているという。
ハス田は広さが約1500平方メートルで、今、咲いているのは、駐車場に近い場所。早朝から徐々に開き始め、数時間で閉じる。一つの花は4日間にわたり咲くが、最も美しいのは2日目という。
◇
毎年7月に「大賀ハスまつり」(大賀ハスを守る会主催)として実施している俳句と写真の募集は今年、新型コロナウイルスの感染防止のため中止になる。
■白やピンク色の花
白浜町日置の志原地区にある「しはらはす園」で、白色やピンク色の花が美しい、さまざまな種類のハスが見頃を迎えている。今月末まで楽しめそうで、種類によっては7月まで咲くという。
国道42号沿いの白浜町テニスコート駐車場近くにある休耕田(約1100平方メートル)で、近くに住む農業、宮前博さん(73)が昨年から育てている。
宮前さんは以前から大賀ハスなどに興味があり、米作りをやめるのを機にハス園づくりに取り組んでいる。2018年夏から自宅で種を植えて準備を進め、19年4月に5種類10株ほどを休耕田に植えた。その後、さらに3種類を加えた。
国道42号からも見えるため、通り掛かったドライバーが訪れ、咲き競う花を眺めている。
宮前さんは「自由に見に来て楽しんでほしい。目の保養になれば」と話している。
上富田町岡の田中神社に隣接するハス田で、大賀ハスが咲き始めた。淡紅色の花びらを大きく広げ、葉の緑に映えて華やいでいる。見頃は7月に入ってからで、中旬まで楽しめそうだという。
大賀ハスは1951年、故大賀一郎博士が千葉市の地層で発見した実を開花させ、全国に広まった。「古代ハス」「二千年ハス」ともいわれる。上富田町では88年に地元の民俗学研究家の故樫山茂樹さんが栽培を始め、99年から「大賀ハスを守る会」が管理を引き継いでいる。
近くの住民らによると、今季は先週末から咲き始めた。ほぼ昨年と同じだが、年々早くなってきているという。
ハス田は広さが約1500平方メートルで、今、咲いているのは、駐車場に近い場所。早朝から徐々に開き始め、数時間で閉じる。一つの花は4日間にわたり咲くが、最も美しいのは2日目という。
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毎年7月に「大賀ハスまつり」(大賀ハスを守る会主催)として実施している俳句と写真の募集は今年、新型コロナウイルスの感染防止のため中止になる。
■白やピンク色の花
白浜町日置の志原地区にある「しはらはす園」で、白色やピンク色の花が美しい、さまざまな種類のハスが見頃を迎えている。今月末まで楽しめそうで、種類によっては7月まで咲くという。
国道42号沿いの白浜町テニスコート駐車場近くにある休耕田(約1100平方メートル)で、近くに住む農業、宮前博さん(73)が昨年から育てている。
宮前さんは以前から大賀ハスなどに興味があり、米作りをやめるのを機にハス園づくりに取り組んでいる。2018年夏から自宅で種を植えて準備を進め、19年4月に5種類10株ほどを休耕田に植えた。その後、さらに3種類を加えた。
国道42号からも見えるため、通り掛かったドライバーが訪れ、咲き競う花を眺めている。
宮前さんは「自由に見に来て楽しんでほしい。目の保養になれば」と話している。