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駐車場前に遮光ネット みなべ千里の浜、ウミガメの上陸や産卵守る

ウミガメの上陸、産卵を守るための遮光ネットを張るみなべウミガメ研究班(みなべ町山内で)
ウミガメの上陸、産卵を守るための遮光ネットを張るみなべウミガメ研究班(みなべ町山内で)
 アカウミガメの保護活動をしている「みなべウミガメ研究班」(尾田賢治会長)がこのほど、みなべ町山内の千里の浜で、駐車場近くの手すりに遮光ネットを張った。光を嫌うウミガメの上陸や産卵を守るため。

 吉野熊野国立公園内にある千里の浜では、毎年5月から8月ごろにかけてアカウミガメが上陸、産卵する。NPO日本ウミガメ協議会や同研究班、青年クラブみなべが保護、調査活動をしている。

 ネット設置は4年目。浜の田辺市方面側にある、大阪星光学院南部学舎前の駐車場前。浜に近く、車のヘッドライトの光が浜を照らすことがあるが、ウミガメは光を感じると海へ帰ってしまうことがあるため張っている。

 研究班のメンバー4人で、農業用の遮光ネットを折って2重にし、高さ約1メートル、長さ50メートルにわたって張った。町教育委員会は今シーズン、浜で10日までに、アカウミガメの上陸を8回、産卵を5回確認している。

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